2017-07-27

西安のローカルフードを食べてきた④ 西安回民街

西安有数のグルメスポット西安回民街。

回民Huímín(回族Huízú)とは中国の少数民族の一つで、言葉は中国語を話しますがムスリムの文化を持つ人々です。

新疆とその周辺に住んでいると思い込んでいましたが、中国全土に広く存在しているとのこと。道を歩いていても、トルコ系、モンゴル系、ロシア系、そして漢民族系と、様々な系統を持つ民族であることがわかります。

余談ですが、羊肉串を翻訳させると『ケバブ』。音楽を流しながら羊肉串を焼いているので、こちらも楽しくなってきます。

メインストリートは西安鼓楼から伸びており、無数の店舗が並んでいます。

 

香辣鸭脖Xiāng là yā bó


これは、鴨の首を甘辛くスパイシーに味付けしたものです。濃いめの味付けで、慣れていないとかなり辛くて痺れますが、ビールがすすむ味です。

骨が大きいので、いきなりかぶりついてはいけません。首の骨を親指と人差し指で持って、スペアリブの要領で食べます。

これだけゴロゴロぶつ切りの首が袋に入っているのを見ると、鴨の首の長さに驚きます。

回民街に向かう途中にあった専門店で購入しましたが、全身のあらゆる部位を選んで買うこともできます。お店は一見サーティーワン(アイス)のような佇まいで、ショーケースをのぞくと、本来アイスが入っている入れ物に鴨のあらゆる部位が分けて入れてあり、お客がその中から好きなものを好きな分量袋に入れてもらいます。

 

羊肉汤包Yángròu tāng bāo、牛肉汤包Niúròu tāng bāo


鼓楼からメインストリートに入って右手に見えてくる、賈三灌湯包子館。

かなり有名なお店のようです。

湯包は、小籠包とよく似た料理ですが別物で、よりスープを重視して味わう包子です。ここで食べたものは大きさも小籠包に近いですが、もっと大きいものはストローをさしてスープを味わうものもあります。

日本語では湯包みと呼ぶ人もいて、料理の名称は湯包(汤包Tāng bāo)でいいのですが、お店の名前にある湯包子という料理は検索しても出てきません。じゃあ湯包子の子って?という疑問が湧いてきて、湯包は包子の一種、お店は包子(肉まん)も出してた(気がする)ので、無理やり納得します。

スープがたっぷりです。

もともと中国で外国人の少ない地域では、人が話している言語が中国語ではないことがわかっても、韓国語と日本語の区別は難しかったようですが、近頃は日本のドラマも人気があるようで、少しずつ日本語のアクセントも浸透しているようです。

「她是日本人吗?(この子日本人?)」

相席で座った子供連れのお姉さんが、私たちに話しかけてくれ、湯包のおいしい食べ方を教えてくれました。この旅で唯一聞き取れた一文でした(涙)

袋を開けて冷まして食べるのもいいけど、しばらく待ってそのまま一口で食べてもおいしいよ、とのことでした。

先の写真は羊肉、こちらは牛肉です。

どちらも見た目はあまり変わりません

羊肉泡馍の時もそうでしたが、慣れていないはずの羊肉の方がおいしく感じました。独特の臭みもありません。

 

八宝粥 Bābǎozhōu


八宝という名前もあって、たくさんの種類の具が入った甘酸っぱいお粥です。

確認できるだけでも、ユリ根、ひまわりの種、サンザシ、クコ、ピーナッツなど。

こちらも八宝粥で甘い味付けなのですが、違う種類です。細かくメモしていればよかったと後悔。

赤い方は、サンザシの味がよく出ていて甘酸っぱく、こちらは酸味がマイルドで何か華やかな香りがしていました。どちらも、とてもおいしいです。また食べたい。

日本でも瓶詰めや缶詰のものなら購入することができます。

 

回民街はとても賑やかで、色んなものに目移りしてしまいます。

見事に麺を伸ばしているお兄さん

いきなり炎

羊屋さん

ムスリムの寺院 清真大寺

 

鹹鴨蛋 Xián yādàn(鹹蛋Xián dàn)


ピータン(皮蛋Pídàn)は日本でも食べる機会がありますが、ピータンと並ぶアヒルの卵加工品が、この塩漬けです。かなりしょっぱいので、調味料としても使われます。

殻の色が青緑っぽいのは、アヒルの卵のもともとの色のようです。

中身は綺麗な白

友人曰く、黄身からジワっと油が出るものが上等なものとのこと。

少し独特な匂いがしますが味は濃厚で、調味料として使ったら美味しいものができそうです。

帰国してから横浜中華街に行ったら普通に売ってました。

 

⑤につづく

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