2017-11-12

台湾のローカルフードを食べてきた① 迪化街のドライフルーツ

迪化街(Dí huà jiē)とは、台北市にある乾物をメインとした問屋街です(観光目線では)。

ドライフルーツはもちろんのこと、漢方、スパイス、お茶など、あらゆる乾物の圧倒的な品揃えに、珍しい食材に目のない方は狂喜乱舞すること間違いなし。

ツバメの巣やカラスミなどの高級食材も、それはもうふんだんにディスプレイされています。

今回はその中でも実際買って食べてみて美味しかったドライフルーツを4種類ご紹介します。

 

ドラゴンフルーツ 火龍果乾 Huǒlóng guǒ gān


ドラゴンフルーツといえば、みずみずしいさっぱりとした果肉が印象的ですが、乾燥させた果肉はうって変わって濃厚な味。

もともとの果肉の味か、タネの味かは定かではありませんが程良いビターな風味があるので、ぼんやり食べているとチョコレートを食べているような気持ちになるほど。赤い果肉のものは、アントシアニンのおかげか色の濃いベリーの風味もしてきます。台湾茶がすすむこと間違いなし。

タネは思ったほど口当たりを悪くせず、むしろもっちりとした実の食感にサクサクとした歯ごたえを与えます。

売っている店は多くありませんでしたが、見つけたら試食をお願いしてみてください。独特ですがクセになる味と食感でおすすめです。干し芋が好きな方は、きっと好き。

 

マンゴー 芒果乾 Mángguǒ gān


台湾・ドライフルーツときたら、まず思い浮かべるのがマンゴー。

迪化街の素晴らしいところは、同じ種類の果物でも品種を選べるほど品揃えが豊富であること。ペリカンマンゴーやアップルマンゴーはもちろん、日本では食べることのできない品種も選ぶことができます。乾燥させることで品種の個性がより引き立っているので、みんな同じと思わずいくつか試食させてもらって好みのものを見つけましょう。

写真は愛文(Ài wén)という品種で、アップルマンゴーに相当します(たぶん)。

ヨーグルトに一晩浸す食べ方が人気ですが、私のオススメの食べ方は、そのまま。歯切れのよいグミの様な食感が最高で、噛むうちにフレッシュでみずみずしい果実本来の風味が戻ってきます。

 

レモン 檸檬片 Níngméng piàn


レモンなどの柑橘類も種類が豊富です。オレンジやライム、レモンは複数品種から選ぶことができます。レモンでも、品種によって風味がかなり異なるため、こちらも味見をおすすめします。

日本でも手に入るケーキなどに刻んで入れるタイプのピールは、皮の白くて苦味の強い部分も食べやすい様に甘く煮てあるものがほとんどですが、こちらの檸檬片は多少甘くしてあるものの、皮ごと輪切りで乾燥させているためしっかりとした苦味と歯ごたえが残っています。意外にも強めのお酒のおつまみとしておすすめできます。食感はそれこそスルメのような歯ごたえです(もちろんしょっぱくはない)。

柑橘の表皮の香りが好きな方は、是非とも試してみてください。

 

梅の烏龍茶煮 烏龍茶梅 Wūlóngchá méi


最後は、ドライフルーツというより梅の加工品になります。

日本にある一番近いものは甘露煮ですが、煮汁に烏龍茶を入れて風味をつけたものと思われます。写真の一見シソの様に見える茶色いものが烏龍茶の茶葉。口に含んでみましたが、食べられませんでした。

写真は冷蔵庫から出したてなのでシロップが表面で白く固まってしまっていますが、常温では梅の表面にうっすらシロップを纏っている状態で売られています。

一般的な梅の加工品はだいたい酸味が強めで1〜2個をちょっとずつ食べることが多いと思いますが、この梅の烏龍茶煮の酸味はマイルドで、煮る過程で酸味を絶妙に残してあります(絶望的なすっぱさの甘露煮をこしらえてしまったことがある私にとっては神の技術)。あまりすっぱくないので、他のドライフルーツと同じ様に次々食べてしまうことができます。

 

台湾は料理にしてもドライフルーツにしても、しょっぱすぎず甘すぎずどれも美味しく、滞在中も全く日本食が恋しくなりませんでした。素晴らしい。

どのドライフルーツも袋詰め、または重量指定で購入することができます。お店の人もやさしい。

果物ですが洗って皮も剥く必要もなく、日持ちもし、少量で小腹が満たされるありがたいおやつです。

迪化街をぶらぶらしながら、台湾の名物を味わってみてください。

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