2017-08-01

西安のローカルフードを食べてきた⑦ 果物(水果Shuǐguǒ)と生搾りジュース

今回は中国内陸部の果物事情をご紹介します。

 

芒果 Mángguǒ


マンゴーです。中国語の発音もマングォと、お互いに近い発音です。街中でもマンゴープリンやマンゴージュースなど、頻繁に見かけました。少し小ぶりですが、熟れていてバナナのように皮をむいて食べることができます。品種はペリカンマンゴーと思われます。実の食感も香りも良かったです。

 

榴莲 Liúlián(多利安 Duō lì’ān)


ドリアンです。初めて食べました。日本ではなかなか食べ頃のものを手に入れることが難しく高級品。中国でも輸入物が多く高級品であることは同じですが、食べる文化があるぶん、美味しいものを手に入れることができます。よく言われているように、身は少しさっぱりしたカスタードクリームのよう。房ごとに、ほとんど気にならない食感の薄い皮に包まれています。中にある大きめのタネに注意しながら食べます。

匂いは、思ったほどきつくありません。いい状態のものはそれほど臭わないということは本当でした。しかし、飲み込むと喉の奥に、塩もみしてしばらくおいた生の玉ねぎのような匂いが残ります。カスタード風のまろやかさとあいまって、炎天下で食べるタマゴサンドのようです。上品な甘みの果物を食べているのに、思い浮かぶのはしょっぱいサンドイッチという状況に、やや混乱。パクチーと一緒で、慣れが必要のようです。パクチーは、今は大好きですから。

 

波罗蜜 Bōluómì


日本では、パラミツ、もしくはジャックフルーツと呼ばれています。味はさっぱりとしたバイナップル、食感はサクサク、ほんの少しドリアンに似た香りがします。実の外観もドリアンに似てイガイガ(より細かいイガイガ)しており、中にたくさんの房が入っています。房の中には空洞があり、その中のタネを取り出して米を詰めた料理もあるようです。

 

龙眼 Lóngyǎn


これは、龍の眼と書くリュウガンの実です。乾燥させたものが漢方として使われます。外側の硬い皮をむくと、半透明の身が出てきます。

味は見た目も似ているライチ(共にムクロジ科)に似ていますが、ほんの少し独特の匂いがあります。外側の皮に茶色くて細かい粉がついていました。漢方として乾燥させた実も、皮をむいて中身を食べることがあるそう。

 

桑 Sāng


兵馬俑で買って食べたこの桑の実、大きさが親指の先ほどありました。とても甘くて食べ応え十分です。日本でもこの大きい実のつく品種を栽培しているところはありますが、身近に生えていて食べれるものは、小指の先ほどの大きさ。桑の実を口いっぱいほうばるという、子供の頃からの夢が叶います。

 

柚子 Yòuzi


中国のユズです。人の頭ほどの大きさ。皮も分厚いため、分解はプロに任せます(友人の父。ドリアンもむいてくれた)。

巨大なひと房。

冬の果物ですが、私が行った5月に、馬嵬驛の丘のふもとでたまたま置いている店があり、美味しくないのを承知で購入。味はそれほど酸っぱくなく、グレープフルーツほど苦味もありませんが、正直パサパサでした。美味しい時期にもう一度食べたいです。

熊本の名産、晩白柚に近いものと思われます。グレープフルーツのように、赤い果肉の品種もあります。

 

西瓜汁 Xīguā zhī


中国では、基本的に氷の入ったキンキンの飲み物は出てきません。たまに買ったペットボトルの水が冷えてることがある程度。冷えた飲み物が体に良くないとされているからです。一週間ほど中国にいると慣れるもので、帰国すると日本の飲み物が冷たすぎて一口で凍えます。

生搾りジュースは、果物の保存していた温度そのままで提供されます。馬嵬驛で飲んだこのスイカ汁は常温で、甘みを強く感じます。もちろん絞る直前に果物を切ってくれます。

 

梨汁 Lí zhī


ザリガニのお店で飲んだこの梨汁は、めずらしくキンキン。中国で飲んだものの中で一番の低温で、冷蔵庫から直行したような温度でした。洋梨のような風味で、なめらかです。

梨汁は別のバリエーションもあります。

これは、梨とナツメと氷砂糖、下の方に沈んている白っぽいものはおそらく白きくらげ。いずれも日本で手に入る食材で作ることができます。

 

酸梅汤 Suānméitāng


フレッシュジュースではありませんが、烏梅(うばい)という、青梅を燻製にしたものを使った梅ジュースです。色が真っ黒なので、カラス(烏)の梅。烏梅は漢方として使われるほか、昔は日本でもその豊富なクエン酸を利用して、紅花染めに使われていたとか。

兵馬俑で羊肉串と一緒に買って飲んだのですが、写真を撮り忘れました。この写真は、回民街。どこでも見かける、人気のジュースです。燻製といっても煙臭いということはなく、ちょっと香ばしい梅ジュースといった感じでした。

 

写真にはありませんが、メロンやパイナップル、日本では珍しい果肉が硬くてちゃんと甘いタイプの桃などが、街のいたるところで手軽に購入できました。日本と比べても果物の消費量が多いことがわかります。特にメロンやスイカは時期だったようで、トラックの荷台に山積みにして売っていました。試食もさせてくれます。果物が手軽にたくさん食べられ、果物好きも満足です。

 

⑧につづく

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