2017-07-26

西安のローカルフードを食べてきた③ 兵馬俑・西安鐘楼周辺

兵馬俑(兵马俑Bīngmǎyǒng)周辺


ここに来ることができるとは。世界ふ○ぎ発見で観ていたのが懐かしい。

兵馬俑は旅行中一番外国人旅行者が多い所で、ときおり英単語が入ってきてちょっと安心したことを覚えています。中国語はただでさえ音でひろうことが難しいのに、あらゆる民族のあらゆる発音があるうえ、なんなら日本語話してても方言の一つと思われるそうです。言語まで奥深い中国。

 

きゅうり麺


兵馬俑についてすぐ、小腹を満たしておこうと屋台で食べた超絶シンプル麺。スパゲッティーに重曹を入れて茹でたような麺に、辣油ときゅうりがのせてあり、究極にさっぱりしています。

バスをおりてすぐに食べたのですが、奥に進むとさらにたくさんのお店がありました。なんならスタバもありました。兵馬俑に観光に行かれる方は、食に関しては焦ってはいけません。

 

羊肉串 Yángròu chuàn


西安周辺に住むイスラム系の民族、回民の料理を代表する羊肉の串焼きです。

日本の焼き鳥屋さんが塩を入れているような入れ物に、店独自に調合されたスパイスを入れ、肉を焼きながら滝のようにふりかけます。肉を返してはこれでもかとふりかけます。特にクミンの香りが特徴的で、食べていると時々クミンがプチっとしておいしい。羊の匂いはそこそこします。

串焼きなので串に刺さっていますが、素材が何かの木の枝でした。木の枝ですが、非常にまっすぐ。別の店で竹のものもあったかもしれません。竹の場合も日本の竹串とは比べ物にならないほど幅広で太く、肉が刺さるようにいずれも手で先端を尖らせてあります。

買った串焼きを受け取ろうとしたら、トルコアイス的に手を引っ込められました。驚きました。

 

西安鐘楼(钟楼Zhōng lóu)周辺


西安鐘楼は大きな交差点のど真ん中に位置しています。似た名前で、すぐ近くに回民街の入り口にもなっている鼓楼(鼓楼Gǔlóu)があります。まとめて鐘鼓楼と言ったりもするようです。

 

羊肉泡馍 Yángròu pào mó


これが日本で食べられたら。

西安钟楼(鐘鼓楼)の近くにある老舗、老孙家牛羊肉泡馍に行きました。

雑に日本語で表現するとすれば、羊スープのパン粥。

まず始めに、お客の所に饼Bǐngという西安人の主食の一つであるパンが運ばれてきます。

これを、お客が自分の好みの大きさにちぎります。大きさは自由ですが、均一に細かくするのが良いそう。

これからスープに入れて煮込むので、主食として食べる饼に比べて水分を少なめに作っているような密度でした。かなりギュっとしています。

もっと細かくちぎる人もいるそう。

この状態にしたらお店の人に渡します。同時に、汁の量と羊か牛かを選び伝えます。

しばらくすると、おいしそうなものが届きます。

このスープは羊(牛)の肉と骨を香辛料で煮込んだもので、継ぎ足しで作っているそう。経験したことのない羊の旨味が押し寄せます。

羊も牛も食べましたが、牛は、牛すじうどんを香辛料を入れて塩味で作ったような、食べ慣れたホッとする味。羊は臭みもなく、美味しいジンギスカンを食べた時のような脂の甘みと肉のうま味を感じながら香辛料と一つになった濃厚な味わいでした。

トッピングは、刻んだパクチーと、辛しょっぱい赤いタレ、にんにくの甘酢漬けです。にんにくは袋に入ったまま漬けてあるので、袋を噛みちぎって中身をツルっと食べます。ほとんどの人は、羊の濃厚な旨味とこの甘酸っぱさのループに陥ることでしょう。食べすぎ注意。赤いタレは入れすぎると丼全体が大変なことになります。リカバリできません。入れすぎ注意。

さっきまでパンだったのに、もちもちです。ただ、小麦の生地をそのまま茹でたようなもちもちと違い、スープをたっぷり含みながらもほんの少し芯を感じる、絶妙な食感です。日本のラーメン屋のように茹で加減も好みに作ってくれるかもしれません。

お肉がフルフル

めずらしいお客参加型の一品でした。

こんなものも売っています。

インスタントでありながら、パウチの肉とにんにくの甘酢漬けも入っています。

袋には、丼にお湯を注ぐ方法、レンジで作る方法、なべて煮る方法が書いてあります。例の赤いタレも入っていますが、全部入れたら大変なことになります。酸っぱ辛しょっぱいドロドロの食べ物が出来上がります。様子を見ながら少量ずつ入れて楽しみましょう。

 

家で似たようなものを作るには羊の骨がいるのですが、日本では牛骨さえ手に入りにくいのに、羊の骨なんてラムチョップ用のちょっとした肋骨しか見たことがありません。

骨がなくてもそれらしいものは作れるようなので、まずは美味しい羊肉を探すところから。

 

④につづく

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